職人と聞くと、なんとなく他の職業で働く人よりも身だしなみにそこまで気を使わなくても良いと思われがちです。
実際そのとおりで、特に配管工の職人さんは汚い場所や狭いところでも働かなくては行けないので、おしゃれな服や、高級な服で働くなんてことはありません。
それに言葉遣いだって結構くだけている人も多く、中には乱暴な言葉遣いをする職人さんも多いです。
ですが、ただの作業着の着こなしや態度や言葉遣いという「身だしなみ」を少し意識するだけで未経験者だって腕が磨かれるスピードがは上がったりもします。
おしゃれよりも身だしなみが大切
具体的にはちゃんと作業着のボタンをしっかりかけるとか、挨拶を普通の声量でしたり、時間を守ったり前向きな態度で仕事に取り組むだけで職人としての成長や魅力はガンガン上がっていきます。
結構職人さんの世界では作業着の着こなしは人それぞれなんですが、着こなしがだらしない職人さんとか、声をかけにくい見た目の人もいます。
そういう職人さんには声をかけづらいですし、教わりにくいし、指示もしづらいですよね。
個性的な職人さんもチラホラ現場によっては見受けられますが、腕前の方はどうかと言うと、周りにいる職人さんと見た感じが似ている人で、よく見ると丁寧な着こなしや、落ち着いた物腰な人の腕前の方が遥かに優れています。
仕事ができそうな雰囲気を作ることも大切
よく美人は仕事が出来るとか、カッコいいやつは性格が良いみたいなことを言われますが、美人やカッコいい人は勝手に周りから期待されたりするので、自分から仕事ができるとか、性格が良いように合わせていることが多いようです。
なので、仕事が出来なくても、未経験者でも作業着の着こなしが良いだけで「こいつは仕事を覚えるが早そうだな」と思われて先輩から色々なことを教えてもらえます。
逆に期待されないカッコや態度を取っていれば、周りから「仕事があまりできないんだろうな」と思われて実際に周りの思われているとおりの職人になります。
身だしなみというモノサシで自分の姿を意識するだけ
他の記事でも優れた職人さんは全体を見る力があるとお伝えしていますが、優れた職人を真面目に目指すのであれば、自分がどのように見られているかも意識するだけで、成長速度が高まるので、ぜひ試してみてくださいね！
今の時代の職人さんは決して孤高な存在ではありません。
専門用語になりますが、以前は【一人親方】という言葉があり、自分一人の腕前で仕事をこなせた職人もいましたが、今の大きな現場には一人親方のような人は滅多にいません。
一人親方は自分自身が社長であるため、全ての責任が本人にかかりますし、チームワークの感覚も少々足りない人も多く、二人なら簡単に出来る仕事でも苦戦してしまいます。
それに一人では誰も改善点を指示してくれることはないため、もしもミスをした時は本当に大事になってしまいます。
だれにも指摘されない状況はとても大変ですが、身だしなみを損なうことで声を欠けづらかったり、指示を受け取りづらい奇抜な格好も自分自身を測る機会を失うので、身だしなみはぜひ意識してみてくださいね。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました＾＾
